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「ぎ……銀時ッッ!?」
ぎょっとして眼を見開けば、股間に蹲る銀色の頭。
濡れた髪の毛から滴る雫。頸筋は湯に浸かった所為か、それとも羞恥の為か、ほんのりと紅を帯びていて……幼いくせに誘うような色香に目眩がおこる。
「んっ……はひりきらなひよお……」
ちゅく……と淫靡な音とともに上目遣いで覗き込まれれば、今にも涙が溢れそうな、しかし熱っぽい紅瞳が呆然とした男を映す。
「も、もういいからっ!」
我に返って腰を引こうとしても、いやいやと含んだまま頸を振られ……余計に切羽詰まった状態に追い詰められる。
四つん這いになった腰は必然的に高く掲げられ、ゆらゆらと揺れる。シャツの裾が次第に背の方へずり落ち、きめ細かな肌を露出させる。
嗚呼、もう止まらない―――。
右手は柔らかな銀髪を優しく梳きながらも、左手は脇腹から胸元を探る。固く尖った感触が掌を擽る。
「んん……」
鼻に抜ける吐息に喉が鳴るのを隠せない。ころころと果実を転がす感触に遊び、時には軽く摘まみあげる。駄目だ、止めろともう一人の自分が叫ぶが、土方の手の動きに応えるかのように震える躯に魅入られてしまう。
銀時―――!
どれほど我慢を重ねても、欲することを止められなかった。
どれほど綺麗事を重ねても、心だけでは足りなかった。
銀時銀時銀時銀時銀時銀時銀時―――ッッ!
「くぅ…っ………!」
細い腕が腰に回され、より深く咥え込まれた瞬間、今までに無い快楽が突き抜け……土方は、銀時の口内で、果てた―――。
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