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「どうしましたの?」
「い、いえ……。あはは……」
帝さんに案内され家についたが、なんかもう凄いとしか言いようがないぐらい凄い。メイドさんなんて初めて見たし。
どれぐらいかって言うと、三🌕院家並み。人間驚きすぎると開いた口が塞がらないって言うけど、今の僕はまさにそれだった。
それでも淡々と足を進める帝さんの後を追うと、これまただだっ広い部屋についた。
どうやらここでご飯を食べるらしく、テーブルに見たことのない料理が置かれている。
僕の予想だとラーメンかと思ってたけど、違うみたいだ。まぁ、麺類だけど。
「こちらへお座り下さい」
「あ、有難うございます」
メイドさんに椅子を引かれ、軽く頭を下げ椅子に座る。するとメイドさんはニコッと微笑み、小さく頭を下げ部屋を出て行った。
「では、頂きましょうか」
「あ、はい」
帝さんに言われ美味しそうな匂いがする食事に手をつけようとするが、何だか気後れしてしまう。
そんな僕を見て帝さんは「遠慮せずにどうぞ」と微笑み、じっと僕を見つめてくる。
うわ、なんか恥ずかしいんですけど!! 何故か帝さん視線を外さないし!!
僕は慌てて料理を食べ始めると、帝さんはクスッと笑いまた料理を食べ始めた。
ってかこれ旨っ!? なに料理かわからないけど旨!?
食べ始めると緊張も解けてきて、帝さんと楽しく雑談しながら料理を平らげた。
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