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「ああ、あの、もしも」
「はぁ~い♪ アナタの心のオアシス、藤宮織絵ちゃんです~♪ 三瀬君、今お暇ですか~?」
おお……。藤宮さんえらいハイテンションだな。心のオアシスって所はツッコんでいいのかな?
「え、えっと。暇といえば暇なような気がしないでもないです。」
ちらりと志穂を見てみると、ラノベを読んでいた。まぁ、人の電話を待ってる間って暇だからね。
「ん~? 暇なんですよね~? それなら海星公園で遊びませんか~? りっつ~や彗ちゃんも呼んでますので~」
「本当は2人っきりで遊びたいんですけどね~」と言い、エヘヘ、と笑う藤宮さん。
片桐さんや日野さんもいるなら、スポーツするのかな。運動は苦手だけど、皆と一緒なら楽しいかな。
「あ、あの。志穂も一緒なので、ちょっと聞いてみますね」
「はい~」と藤宮さんの返事を聞き志穂に聞いてみると、コクリと頷いた。
「お、お待たせしました。志穂と一緒に行きます」
「良かったです~♪ それでは30分後、海星公園で会いましょう~」
「はは、はい」
携帯を切り、一つ深呼吸をする。やっぱり女の子と電話するの緊張するな。
おっと、出かける準備しなきゃ。志穂に時間と場所を伝えゲームを切り、僕と志穂はお互いの部屋に別れた。
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