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「おりり~ん♪ お待たせ~♪」
「あ、蛍ちゃん~♪」
しばらく雑談していると、公園の入り口から手を振りながら走ってくる女の子が。
「わっ!?」
ズシャ!!
「ああ!! 蛍ちゃん大丈夫ですか~!!」
あ、コケた。あれ? あそこ何もないよね? 敢えて言うならジャリがあるぐらい?
今時分何もない所でコケるとかどんだけドジっ子なんだ!?
「また強烈な人がきたね……」
「ああ……」
片桐さんとハルは何かを悟ったような遠い目で、藤宮さんとコケた女の子を見つめる。うん……。僕もそう思うよ。
「ん? まだ誰かいるようだぞ」
日野さんに言われ視線を移すと、確かに入り口から誰かがこっちに向かってきていた。
その人達はコケた女の子の手当てを終えた藤宮さんと一緒だ。
「皆さんお待たせしました~♪ これで全員です~♪ とりあえず自己紹介しましょう~♪」
「は~い♪ 私は麻生蛍♪ よろしくね♪」
「俺は神代久遠、よろしく」
「私は如月空ぁ!! よろしくぅ!!」
「俺は狐神凪」
「俺は………ニケ」
「私はヘラと申します。皆さん宜しくお願いします」
「あ、僕は……」
ってあれ? 何人か聞いたことあるような、ないような名前が。気のせいかな?
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