連休って遊ぶものだよね

6/48
前へ
/299ページ
次へ
お互いに自己紹介が終わり、改めて集まったメンバーを見ると何とも異色だった。 神代さんは多分20代の中間で、ガリマッチョでもムキムキでもなく、爽やかな青年が大人になった感じ。 如月さんは多分、志穂と同じ年ぐらいかな? 只でさえ幼い顔なのにツインテールだから尚更幼く見える。 ヘラさんはもう、ボン!! キュッ!! ボン!! みたいな? 正直目のやり場に困ります。が、色気全開ではなく、清楚な感じ。というかヘラさんって外国人? 狐神君は年はあまり変わらないっぽいけど、落ちついた雰囲気だ。そして何よりカッコいい。 ニケさんは渋いお兄さん系だな。煙草吸ってる所を見ると間違いなく大人だろう。ニケさんも外国人かな? 麻生さんはもう、どこのくりむさんですかってぐらいロリ顔をしている。オマケにドジっ子で間延び声とか、何かのアニメに出てるんじゃないかな? 「ねぇ、君。三瀬君だったよねぇ?」 「あ、は、は…………いぃ!?」 呼ばれて視線を移すと、素晴らしい笑顔で凄まじいオーラを放つ如月さんと麻生さんが!! 圧倒的……!! 全てをひれ伏せてしまうような圧倒的迫力……!! 僕の足はガクブルです。 「三瀬君さぁ? 私達を見て凄く失礼なこと思わなかったぁ?」 「そうそう♪ ロリ顔とかぁ、アニメ声とかぁ、どこのくりむさんですかとかぁ♪」 ど、読心術!? 最近の女の子キャラには読心術が標準装備なのか!? 「あ、アハハ♪ まっさかぁ♪ そんなこと思うわけないじゃないですかぁ♪」 僕は精一杯笑顔を浮かべ、動揺を悟られないように明るい声でいう。多分バレない!!………はず。 「アハハ♪ だよねぇ♪ 疑ってごめんねぇ♪」 「本当本当♪ 三瀬君ごめんね♪」 アハハハハ♪ と笑いあう僕達。良かった。やっぱりバレてないみた 「「次はないからね?」」 すっ、と近づいてきて、僕にだけ聞こえるように小さく呟く如月さんと麻生さん。 こ、こeeeeeeee!! 二人に小さい、幼い、ロリは禁句だと深く胸に刻んだ僕だった。
/299ページ

最初のコメントを投稿しよう!

66人が本棚に入れています
本棚に追加