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お互いに自己紹介が終わり、改めて集まったメンバーを見ると何とも異色だった。
神代さんは多分20代の中間で、ガリマッチョでもムキムキでもなく、爽やかな青年が大人になった感じ。
如月さんは多分、志穂と同じ年ぐらいかな? 只でさえ幼い顔なのにツインテールだから尚更幼く見える。
ヘラさんはもう、ボン!! キュッ!! ボン!! みたいな? 正直目のやり場に困ります。が、色気全開ではなく、清楚な感じ。というかヘラさんって外国人?
狐神君は年はあまり変わらないっぽいけど、落ちついた雰囲気だ。そして何よりカッコいい。
ニケさんは渋いお兄さん系だな。煙草吸ってる所を見ると間違いなく大人だろう。ニケさんも外国人かな?
麻生さんはもう、どこのくりむさんですかってぐらいロリ顔をしている。オマケにドジっ子で間延び声とか、何かのアニメに出てるんじゃないかな?
「ねぇ、君。三瀬君だったよねぇ?」
「あ、は、は…………いぃ!?」
呼ばれて視線を移すと、素晴らしい笑顔で凄まじいオーラを放つ如月さんと麻生さんが!!
圧倒的……!! 全てをひれ伏せてしまうような圧倒的迫力……!! 僕の足はガクブルです。
「三瀬君さぁ? 私達を見て凄く失礼なこと思わなかったぁ?」
「そうそう♪ ロリ顔とかぁ、アニメ声とかぁ、どこのくりむさんですかとかぁ♪」
ど、読心術!? 最近の女の子キャラには読心術が標準装備なのか!?
「あ、アハハ♪ まっさかぁ♪ そんなこと思うわけないじゃないですかぁ♪」
僕は精一杯笑顔を浮かべ、動揺を悟られないように明るい声でいう。多分バレない!!………はず。
「アハハ♪ だよねぇ♪ 疑ってごめんねぇ♪」
「本当本当♪ 三瀬君ごめんね♪」
アハハハハ♪ と笑いあう僕達。良かった。やっぱりバレてないみた
「「次はないからね?」」
すっ、と近づいてきて、僕にだけ聞こえるように小さく呟く如月さんと麻生さん。
こ、こeeeeeeee!!
二人に小さい、幼い、ロリは禁句だと深く胸に刻んだ僕だった。
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