連休って遊ぶものだよね

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ニケさんはどこかに攻め込まんとするほどの勢いでフィールドに走り、凪さんと神代さんと如月さんとヘラさんもそれに続く。 「ヘイヘーイ♪ 帝ちゃん♪ ボールプリーズ♪」 「はいはい、いきますわよ~?」 帝さんがニケさんにボールを渡すと、「ありがとう♪」と言いそのまま遊びだすニケさん達。 そういえばあっちは5人でこっちは7人か。なら人数合わせで誰か抜けないといけないな。 「どうしたんだよナオ? 早く準備しろよ」 「え? 準備?」 おお!? 皆スパイクに履き替えてる!? やる気満々だな。 「ごめん、ハル。僕と志穂はスパイク持ってないや」 「ん。わかった」 短く返事をすると、皆はアップを始める。人数のこと聞きたいんだけど、話しかけれる雰囲気じゃないな。 「お前らそろそろいいかー?」 「はい」 しばらくアップしているとニケさんに呼ばれ、中央に集まる。 「あ、そうだ。お前ら人数そのままでいいからな? ハンデやらないと」 ニケさんに言われ、ハルの眉がピクッと動いた。うわぁ、だいぶ怒ってるな。 「……わかりました。勝負は先に3点取った方の勝ちでいいですか?」 「わかった。じゃあそっちボールからな。別にいいよな?」 「はい」 あ、またハルの眉がピクッと動いた。まぁ、神代さん達までニケさんに何も言わないし怒って当然かも。 とにかくこっちの方が2人も多く、尚且つこっちボールというハンデ付きで勝負が始まった。
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