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「約束通り、俺達がお前らをコーチするからな」
「はい」
あれだけ技術? を見せつけられて反論する余地ないので、僕達は素直に頷く。
「で、誰が誰につくかなんだが、お前とお前が俺、お前とお前が凪、お前が空、お前が久遠、最後にお前がなヘラな。」
「いやいや、お前だけじゃわからないから。名前呼べよ親父」
「敢えて名前で呼ばず、読者を混乱させようと思ったんだよ」
「はいはい。じゃあ別れようか」
「聞いておいてスルーかよ!?」
ニケさん達は誰かがボケて誰かツッコまないと気が済まないのかな?
まぁ神代さんと如月さんとヘラさんもスルーしてるしいいか。
因みに僕と片桐さんがニケさん、ハルと日野さんが狐神君、藤宮さんが神代さん、麻生さんが如月さんで、志穂がヘラさんだ。
……これどういう基準で分けたんだ?
「あれぇ? そういえばボール1つしかありませんけどぉ、どうするんですかぁ?」
「ボールなら車の中に大量にありますので心配には及びませんわ」
「うし。時間もあまりない事だし、さっさと始めるか。」
「よろしくお願いしま~す」
それぞれペアに挨拶し、皆は雑談しながらボールをとりにいく。
「んじゃ、まずはボールタッチからな。ボールを受けとる時は……」
おお、まずは基本から始めるのか。ニケさん達ってめちゃくちゃなイメージがあるから不安だったけど、大丈夫みたいだ。
僕と片桐さんはニケさんに教えてもらいつつ練習するのだった。
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