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「それで………しんだの…?」
『いや………まだこの時点では死んでない…。』
俺はすっかり大峰泰我の話しに夢中になっていた。
『トラックにひかれた兄貴は、右手を切断したんだ……。そして医者にバスケは出来ないって言われて…病院の屋上から………飛び降りたんだ…。自殺だよ…』
「……」
俺は言葉にならなかった。
『確かにトラックでひかれた事が自殺に繋がったけど……俺はその兄貴を自殺においやった原因のバスケも憎いんだ…。』
「まじかよ…」
『だから俺はバスケ嫌いだったんだ……今まではな…!』
「え……えっ…!?」
『俺はかっちゃん見てたら…かっちゃんと一緒ならバスケしてみるよ…!かっちゃんは兄貴に何か似てるからなっ』
「そっかそっか!」
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