僕唄

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僕唄

いつも僕は僕を嫌った。 殴って、罵って 途方に暮れた。 僕よ消えてくれって願った。 だけど僕は今も僕だった。 神様はみているのかな。   どれだけ嫌がったって 奥歯噛み締めて 勇気振り絞って 僕でいるしかないんだ。   僕が僕でいる以上 君は君でしかないんだって。 過去も未来も夢も世界も 壊れてしまってかまわない 神様は信じていないけど 君を信じていたいんだ。 そんな誰かを好きな 僕を見てみたいよ。   僕には誰も気付かない。 見えない手を誰かが握った 眩しくて見えなかったけど あったかかった。 嬉しかった。 幸せだった。 それが人だったのかな。   誰かが聞けばこんな唄は くだらないのかも知れない。 だけど僕には 後にも先にもこれしかないから。   僕が僕でいる以上 君は君でしかないんだって。 過去も未来も夢も世界も 壊れてしまってかまわない 神様は信じていないけど 君を信じていたいんだ。 そんな誰かを好きな 僕を見てみたいよ。   君が独りになったら思い出して。 君を想ってる人がいる。 君の心の鍵は僕で 僕の心の鍵は君。 無限の未来に 好きな僕がいますように。 ずっと願ってるよ。
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