Eye for eye

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‥‥ああ、まさか。 私、馬鹿、じゃないのか。 だって、何で気付かなかったのよ。 こんなに京くんが、好きなことに。 もう、言い訳なんて出来ない、って分かってしまった。 あの広い背中に、恋を、していたから。 誰よりも何よりも、その瞳を、愛してしまったから。 気付いた思いに、私は誰にも気付かれないよう、小さく苦笑を零し。 1点をようやく我が校が決め、前半終了の笛が鳴るのを、遠くに感じていた。 .
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