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雅樹
私はうっすらと目を開いた
華「?」
"天井…?"
回りを見てみる
ここ…
華「保健室かぁ…」
あのあとどうなったんだっけ?
夢のなかで雅樹が助けてきてくれて
なんか宙に浮いたような??
気のせいかな?
考えていると
ガラガラ
"誰か入ってきた?"
コツコツ
"こっちに向かってくる?"
コツコツ
ちょうど私の寝ている
ベッドの前でその人は
止まった
シャッ
とカーテンが開かれた
華「~ッ眩しい…」
?「ごめん、ごめん;」
"あれ?この声…"
華「ま…さき…?」
雅「大丈夫か?」
雅樹だと分かった瞬間
涙が
ドッと溢れた
華「まさきぃ~!!」
私は雅樹に抱きついていた
華「ヒック……ま…さきぃ…」
雅「もう大丈夫だ…」
と言って私が安心するまで
頭をなでてくれていた
華「ん……ありがとう…雅樹」
雅「もう大丈夫か?華?」
華「うん…」
雅「ごめんな…」
華「?なんで…謝るの?」
雅「俺がもっと側にいてやってたらな…」
雅樹は切なそうな顔をした
華「そんなに落ち込まないでよ;なれてるから;」
雅「…いつからだったんだ?」
華「…中学の2年からかな…」
↑ちなみにまだ中学生です(‐‐;)
雅「なんで親には言わないんだ?」
華「親…居ないから…」
私の親は二人とも私が
中学1年の時
私を置いてどこかに
行ってしまった
2年になって分かったが
二人は莫大な借金をしていたらしい
そして二人だけで自殺を
した…
私を置いて…
雅「ごめん…なんか嫌なこと聞いたな;」
華「いいよ。もう慣れてるからさ(笑)」
華・雅「…」
二人の間に気まずい空気が
流れる…
そこに勢いよく
ドアがあいた…
華「?!」
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