55089人が本棚に入れています
本棚に追加
マンションに入ろうとした瞬間、
影から飛び出してきた奴に
バックをすられそうになった。
体をかわすとそいつは地べたにへたり込んだ。
女だった。
いや女の子?
「家出少女が金尽きたか?」
しゃがんで俺が聞くと
「お腹空いた。」
だって。
なんでだろ。
ほっとけなかったのは。
千円でも置いて
さっさと帰ればよかったのに。
多分おもしろそうだったんかな。
ありきたりな毎日に
うんざりしてたころだったから。
最初のコメントを投稿しよう!