考える猫

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「なんで龍はあたしを家に置いてくれてるん?」 「どうしたいきなり。」 「えーと…もしかしたらあたしが家のもの全部盗んで、逃げちゃうかもしれないやん!」 言葉に詰まってそんなことを言ってしまった。 「そんときはそんときやな。別にひとりの生活に戻るだけ。」 なんかチクってした。 「別に深く考えなくても いたかったら好きなだけおったらいいし いたくなかったら好きなとき出てけばいいやん。」 突き放す言い方でもなく ほんまにどーでもいい感じ。 龍はよくわからない。
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