捨てられた日

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そしてあたしは高校も行かずバイトに明け暮れる毎日。 わずかなバイト代も母親にたかられるけれど。 母親が2ヶ月帰らなかった。 「お前んとこの母親出せ!」 「ここ来ても無駄やで。ろくに帰らへん母親なんか知らんわ。」 借金の取り立て。 どこでなんのための借金なのか全く知らない。 「お前口のきき方も知らんみたいやな。」 ひとりの男が扉を無理矢理開けて家に入ろうとした。 「この女売り飛ばしたらいい金なりますよ。」 耳打ちしたのが聞こえた。 男たちが表情を変える。 直感的に 犯されると思った。
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