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「さー何する?」
「龍の買い物は?」
「終わった。」
ジュエリーショップのらしき袋を見せてきた。
女にだろうな。
別に関係ないけど。
「龍!」
突然誰かに呼ばれた龍。
振り返るとやけに派手でケバい女が近付いてくる。
「あぁ。香奈。」
「何してるん?今日待ってたのに。」
「ごめんごめん。お前にプレゼントしたくて一緒に選んでもらってたんだ。」
ー誰この女。
そんな目で見られた。
負けじと睨み返した。
「親戚の子だよ。香奈は心配症だなあ。」
客だろうな。
めんどくさい。
「また連絡するから。」
となだめてやっと女は離れた。
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