843人が本棚に入れています
本棚に追加
「おやおや、だからあれほど駄目だと言ったのに…」
暗闇でアイツが笑ってる。
床に転がってる無様な俺に
笑ってやがるんだ。
「君は本当に仕方がない人だ」
うるせーよ。ほっとけ。
「死んでもらっては駄目ですよ。
君がいないと僕は“アリス”になれないんですから」
アイツが手を差し出す
この手を取ったら
もう、逃げられない。
「さぁ、ネコさん僕を導いて下さい」
“あぁ、もう日常には戻れない”
最初のコメントを投稿しよう!