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「見つけた!!光ちゃん!」
聞きあきた声が聞こえた。
(ああ今日も空はなんて遠い)
そう柄にもない事を思いながら目線だけその声の主へ送る。
そこにいたのは
「…なんだよ五月(サツキ)」
「なんだよじゃないわよ!
授業サボって真っ昼間から屋上でお昼寝とは随分といいご身分じゃないの」
「うるせーな別にいいじゃねぇかよ」
やれやれと俺はまた目を閉じる
「良くない、良くないわ!昔からいっつも先生に言われてあんたを呼びにくるコッチの身にもなってよね!全く」
こいつとは幼稚園の頃からの腐れ縁で、このやり取りも昔から変わらなかったりする。
(いい加減ワンパターンなんだよ…。ま、俺も人の事言えないが)
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