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恋人は腐れ縁。
夢野ガミ子は、話をすると、
止まらない
…ねえ、ちょっと聞いてよ。
私の彼は、本当にダメなんだ
から…。たまにしか、会って
くれないでしょう。それに、
デイトの時は、私が、
お金を払うんですよ。
…ううん。
聞いてた友は、返答に困った。
この頃、彼女は、やけに恋人
の悪口を言う。
…数日がたった。
ガミ子がまた、言い始めた。
…ねえ、聞いて…。
友は言う。
いやだ、私は用事があるから…
…そんなこと言わないで、お願い
このA子には、友人が少なかった。
話し相手は、ガミ子ぐらいだった。
友を無くすのも嫌だったので、
A子は、しぶしぶ聞く。
彼女は、話し出す。
…私、彼とは別れたいの!?。
恋人の居ない友は…、ガミ子の
真意が分からない。
ーいったい彼女は…オノロケなの
それとも、私に相談をしている
のかしら?
A子は、後者と判断して、
良心的に言った。
…アナタ、
幸せになりたいなら…
別れなさいよ!。
…何ですって!!、
この私に…
大切な彼と、
別れろ、ですって!
ガミ子の目が、つり上がった…。
数日後…
A子は、友人では
なくなっていた。
一方、ガミ子は…、
新しい友、B子と何やら
喋りまくっていた。
…ねえ、聞いてよ。A子ったら
薄情な女よ!
彼の悪口を言って、私に
冷たくするのよ!!
終り
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