16人が本棚に入れています
本棚に追加
/331ページ
僕はその不良達に何も言わず、そのまま教室へと行った…。
堀内「遠介君」
遠介「…堀内先生…?」
この人は隣のクラス担任の『堀内 香奈子(ホリウチ カナコ)』先生で、僕の気持ちをわかっているただ一人の優しい先生…。
でも、他の先生達は僕がいじめにあっていることに気づかず、ただふざけあっているにしか見えていない…。
堀内「またやられたの?」
遠介「……」
堀内「遠介君、本当にこのままでいいと思っているの…?」
遠介「先生には…関係ない…」
堀内「遠介君…」
教室に着いた僕は大人しく自分の席に着いた。
すると、クラスの女子達の話し声が偶然なのか?僕の耳に入った。
女子A「ねぇ、聞いた?このクラスに転校生が来るみたいだよ」
女子B「マジィ?イケメン?」
女子A「わからないけど、名前は…確か『覇王 一番(ハオウ イチバン)』って…」
覇王 一番…?
その時、僕はまだ気づいていなかった。一人の男が…僕の人生を変えてくれることに…。
覇王「今日からここが俺の通う学校か…」
学校という大地に彼が、『覇王 一番』が立とうとしていた…。
最初のコメントを投稿しよう!