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「クラス発表見に行こうよ」
「ああ」
香奈に言われ掲示板の方に歩き出す
「一緒のクラスになれたらいいね」
「そうだな」
笑顔の香奈に俺は曖昧に返事する
「えーっと、響ちゃんは…あった1ーCだよ
神様お願いします、どうか響ちゃんと同じクラスに…」
そう言いながら自分の名前を探す香奈
「あ、あったー、き、響ちゃんと同じクラスだぁー」
ぴょんぴょん跳び跳ねて喜ぶ香奈
スカート短いからあまり跳び跳ねると見えるぞ、そう思いながら香奈に向かって話す
「俺と一緒のクラスでそんなに嬉しいか?」
「当たり前でしょ、響ちゃん」
そう言って満面の笑顔になる香奈
俺なんかの何処がいいのか…
「響ちゃん、早く教室に行こうよ」
「ハイハイ、解ったから引っ張るなよ」
いつの間にか繋がれた手のまま香奈と教室に向かった
不思議と恥ずかしいと思う気持ちは無かった
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