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1ゲームが終わり
「ジュースでも買ってくるよ」
「私オレンジジュースね」
「わかった」
そう言うと俺はジュースを買いに行った
オレンジジュースと缶コーヒーを持って戻って来たら俺達と同じ高校生らしき3人の男達が香奈の周りを囲んで何やら話していた
香奈を見ると明らかに嫌そうな感じだった
ボーリング場でナンパか?
そう思いながら香奈の元に駆け寄った
「すいません、その子俺の連れなんですが…」
「邪魔するなよ、今いいところだったのによ」
如何にもなセリフで睨んでくる男A
なんかお約束過ぎないか?呆れてため息も出なかった
「いいところも何も俺の連れに何してんの?」
段々話し方がぶっきらぼうになる、こういう時の俺はかなり怒っている時だ
「響ちゃん…」
涙目で俺の名前を呟く香奈
「あんたら、俺の大事な人を泣かして何してんだよ」
「3対1でやるつもりか」
男Bが凄むが全然怖くない
「俺は、早川響って言うんだけどあんたら3人いたら勝てるつもり?」
「早川響…2中の?」
俺が名前を言ったとたんに青ざめる男達
「どうする?」
「い、いや知らなかったから…、おい帰るぞ」
男達は慌てて帰って行った
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