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「朝ごはん食べたらとっとと出掛けるわよ」
「まだ、7時半じゃない、こんな朝早くから何処行くのさ?」
「まだ寝ぼけてるの?今日は入学式でしょ」
香奈に言われて俺は思い出した。因に何故か姉貴の事は『香奈』って呼んでいる
小さい時は『姉ちゃん』とか『香奈姉』と呼んでいたが、中学位から『姉ちゃん』と呼ぶのが恥ずかしくなり名前を呼び捨てにする様になった
「入学式て何時からだった?」
「9時からよ、学校には8時40分までに来る事って言われたわよ」
時間は十分有るな
「着替えて下に降りてくよ、っていい加減降りろよ」
「あ、ごめんごめん」
笑いながら香奈は俺の上から降りた
「じゃぁ、下で待ってるからサッサと降りて来てよ」
香奈は手を振りながら俺の部屋を出ていった
全くもう少しおしとやかならいいのに…
そう思いながら着替えて部屋を出た
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