過去の日記より

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ずっと夢を見ていた。   いつか僕もなりたいと。   いつかそうなれると信じていた   お互いに自然にひかれ合って   いっぱい想い   いっぱい考え   いっぱい悩み   ……………でも僕は結果を知っていたんだ。   だって僕には生まれた時から縁のないものだから。   きっとこれから先も。   それでも僕は求めてしまう  例えそれが幻想だとしても  この孤独が消え去るのを。  この想いが消え去るのを。  この恐怖が消え去るのを。  あの笑顔が消え去るのを。  ただ僕はなりたかったんだ、愛し愛される人に。  
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