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マコト「え~っと…気がついたら今のここに居たしか説明ができないんだけど…」
コウガイ「ううむ…」
意志の疎通はそれなりに出来ているものの、現状の把握が出来ていない俺に、黄蓋さんと名乗った美人さんは思わず唸る
―――と、そのとき
『ガチャ』
?「お、起きてる起きてる。おはよう少年。気分はどう?」
扉が開くと同時に気さくな声が部屋に響く。
その声の主は、精巧なガラス細工で出来ているかのような輝く髪を靡かせ、笑顔を浮かべていた。
歳は俺より少し上か。
気さくな言葉とは裏腹に、その瞳は射貫くように俺を見つめ、心の奥底を覗かれているような感覚に襲われる。
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