思い出のマーボーカレー

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「はぁ…」 昼を過ぎた頃、チェスターはバンエルティア号の食堂で溜め息をついていた。 「あれ?チェスター、どうしたの?」 元気の無いチェスターに気付いたカノンノが声をかける。 チェスターはカノンノに気付かない。 「アミィのマーボーカレー…食いてぇな…」 「チェスター!」 カノンノが声を張るとチェスターはようやく気付き、カノンノの方を向く。 「あ、あぁ…カノンノか…」 「なにぼーっとしてるの。さっきアーチェがチェスターを呼んでたよ?」 「はぁ…あいつが…」 と、チェスターはめんどくさそうに立ち上がると食堂を出ていった。
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