恐怖のディナー

3/6
24人が本棚に入れています
本棚に追加
/24ページ
数時間前… バンエルティア号のホールでロイドとリフィルは話していた。 「なぁ先生。ここからここまでわからないんだけどさ…」 ロイドは頭をかきながらリフィルに訊ねた。 「ここからここまでって全部がわからないんでしょう…」 リフィルはため息をつき、ロイドにプリントを返した。 「ちぇっ…」 ロイドがゲストルームに帰る姿を見つめながら、リフィルはいいことを思いついた。 「ロイド?」 「なんだよ、先生」 「宿題を減らしてあげましょうか?」 「ホントか先生!」 「えぇ、ただし条件があります」 「なんでもするぜ!」 リフィルは微笑み、静かにロイドに告げた。 「私の新作料理を食べてもらいます」
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!