俺様腐男子

ヤンチャ、してました

「…相変わらず、派手だな」

『おう』

「まぁあの変装逆に目立ってるけどな」

『…え』

「これ被ってみろ」

そう言って渡されたのは落ち着いた茶色い毛の固まり

ボーッとその固まりを眺めていると小さく舌打ちが聞こえてきた

「早く被れって言ってんだろ！」

『うわっ』

鬘であろうソレを頭に押し付けられ、条件反射で手で押さえた

『ウミ、なんでこんなもん持ってんだ』

「気にすんな」

『わかった』

「いやいやいや、自分で言っといてなんだけど、少しは気にしろ」

詮索するのが面倒臭かったため、頭に乗せられた鬘を近くにあった鏡を使って綺麗に付けてみた

眉毛と耳のピアスは…うん、隠れてる