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ポケットに入れておいたスプレーを取り出す
俺の髪と同じ、真っ赤なスプレー
「よっしゃあ!余裕勝ち!」
「白虎、血を流しながら言っても説得力ないですよ」
「うっせぇな…勝てばいんだよ」
「椿ー☆俺13人も倒したよ☆
……あれ?」
白虎が流血しながらも勝利を勝ち取った為、総長の敗れたチームなど余裕で崩せた
そのためカメリア幹部達は勝ち負けではなく、倒した人数を競っていたりとかなりの余裕ぶり
抗争が終わり、余裕の勝利を愛してやまない総長に褒めてもらおうと椿の姿を捜すが見当たらない
「…行方不明」
「あいつが拉致られるわけねぇし…どこ行きやがった」
「あ…」
「どうしました朱雀」
「やだぁ~!
椿のばかばかばかぁ!」
何かを見付けた朱雀に青龍が問い掛けた途端、涙をぼろぼろと零し始めた
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