欺く為には味方から!

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突然行方を眩ませるってのも正に王道 ただ、受けの王道なんだけどな 『情報操作は双子に頼んどいたから、見付けられなかっただろ?』 「なんでお前は面倒臭がりなのに用意周到なんだよ、あ゛?」 『萌えの為も本当だけど… 1番の理由は"蒼士"だからな』 「…蒼士に見付かったのか?」 『まだ、平気だ』 王道の為でもなんでもない 萌えの為でもなんでもない ただ、俺は蒼士に見付かってはいけない それだけだ 俺に1番近くて…1番遠い 愛しているのに…愛していない 離れられないのに…離れてる 『蒼士がカメリアまでたどり着いた時厄介だろ』 「そうだな…とりあえずバレるまではカメリアの奴らにも黙っといてやる」 照れているのか、少し顔を横にずらしぶっきらぼうにウミは言った
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