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―――
[カチャッ…キィィィィッ……]
庭への大きな門を開け
美しい花壇の道を進んでいくと
奥にドラゴンの石像があり
広く大きい野原に出る
アリカド「少し
離れていてください
“大きくなりますから”」
……と中央にちょこんと降り立つ
2人が離れると
アリカド「…グルルルル……」
低いうなり声をあげ
淡い光がアリカドを包む
……目の前には
あの小さいアリカドの姿はなく
とても大きく立派なドラゴンが
みんなを見下ろしていた
ミア「……………」
キリア「すげぇ…」
2人はアリカドを見上げる
アリカド「…さぁ、
背中に乗ってください」
小さいアリカドの時と
同じ声でミア達に言う
キリア「…今までみた
戦闘用のドラゴンより立派だな」
アリカドに触れる
アリカド「それは
特殊なドラゴンの血が
ボクに通ってるからです」
キリアは
イルが現れた時の
ドラゴンを思い出し納得した
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