60人が本棚に入れています
本棚に追加
/135ページ
-So,I'll be done.
「ッ!?」
振り向いた疾の目には、床に散乱するガラスと、それらに混じって輝く鉄の球が映った。
どれも皆キラキラ輝いていて眩しい。
そんな光景を見て、教室の中に残っていた生徒は皆口々に同じ疑問を呟いていた。
外は森であり此処は2階だというのに、誰が鉄の……パチンコ玉を投げ込んできたのか。
どうやって投げ込んできたのか。
何故投げ込んできたのか。
それは疾とて同じ様だったが、それを探り、答を得たところで何の意味もない、とすぐに思考を切り替えていた。
先程の学級委員が箒と塵取りを掃除用具入れのロッカーから取り出すのを横目で見て、彼に片付けを任し、廊下に出ようとする。
最初のコメントを投稿しよう!