1人が本棚に入れています
本棚に追加
「小崎、よくない?」
…え?
「だって小崎なんていいことばかりじゃん。背高いし、カッコいいし、優しいし。浮気もしなさそうだし、想ってくれそうだし、家は金持ちでしょ?そんなひと、いないよ」
そんな…奈津佳…。
「でもあたしは輝を好きなんだもん…」
「…あたしだって」
「え?」
「あたしだって、輝のこと好きだよ。まだ好き」
奈津佳が見つめてくる。
その目はライバルに向けられる目だった。
「のばら…諦めてよ」
最初のコメントを投稿しよう!