『少年の絶望』

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夢であるなら覚めて欲しい。 一瞬にして変わった日常。 指の隙間からこぼれ落ちていく さらさらさら幸せな日常が。 それはいつからだったろ。 信じたいけど信じられない。 周りの視線が俺を見つめてる。 そう殺意がこもった優しい眼差しで。 優しい君はどこにいったのだろう? 今僕のまえにいる君は誰なんだろう? 形は君だけど中身は誰なんだろう? 僕の心は君が君という現実を拒絶している。 何も信じられない。 何時もと同じ舞台で演じる異なるストーリー。 見たくもないのに見せられる。 何がちがうのだろう。 何処が変わってしまったのだろう。 どうすれば元に戻れるのだろう。 誰が幕を下ろすのだろう。 ある夕刻の帰り道。大好きだった君がいた。余りにも不自然過ぎた出会い。今は喜べない。恐怖しか感られじない。 何もかもがリンクし過ぎて真実がわからない。誰か教えてください。 希望見い出し。信じれるよう。願ったけれどもそのたび絶望した。 繰り返し流れてくる。疑いの唄。 傍観者だけが真実をみていた。 こだまする笑い声。耐えられず耳をふさいだけど逃げられない。 信じられるのは誰かのバットだけという悲しい現実。 どれだけ頑張っても沈んでいく存在の僕。 開けてくれという君とごめんなさいという君。君は人間なのか?本物の君なのか? 現実はもう見たくない。生きることがこんなに辛いなんて。 楽しい日常は取り戻せないの?誰か教えてください。 希望見い出し。信じれるよう。願ったけれどもそのたび絶望した。 繰り返し流れてくる。疑いの唄。 傍観者だけが真実をみていた。 どうしてこんなことになったのか、私にはわかりません。これをあなたが聴いたなら私は死んでいるでしょう。 これを聴いたあなた。どうか真相を暴いてください。それだけが私の望みです。 振り下ろす鉄塊。 眩い光が僕を包んで足元を見渡せば真っ赤な舞台で一人きり。 振り下ろす鉄塊。 真っ暗闇が僕を包んで足元に描いた真っ赤なbloody world 振りかざす鉄塊。 振り下ろす鉄塊。 撒き散らす生命。 擦り消えていく生命 振りかざす鉄塊。 振り下ろす鉄塊。 撒き散らす生命。 擦り消えていく僕。
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