『幼さは時より罪』

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あの頃はまだ解らなかった。幼き日々の不自然さに。 近いようでとても遠い。ウワベだけの関係と振る舞い。 気付かずに創造していく。片言の思い出と愛情。 気づくはずも無いでしょう?生まれてから貴方にしか愛されて無いのだから。例え偽りでも。 それは曇り空、憂鬱な日でした。 幼く清い思い出は捻り潰され。容易く焼き捨てられ隙間が空いた。 思い出に空いた隙間が疼き、埋めようと過ちを繰り返す。 私が抱いた思い出は絶望に変わり、余りにも幼過ぎた自分を恨んだ。 私の抱いた運命は黒く淀んで、余りにも酷すぎる必然を恨んだ。 恨み続けるのは生きる力になる。それが故に私は過ちを繰り返し続ける。 私が抱いた思い出は絶望に変わり、余りにも幼過ぎた自分を恨んだ。 私の抱いた運命は黒く淀んで、余りにも酷すぎる必然を恨んだ。 恨み続けるのは生きる力になる。それが故に私は過ちを繰り返し続ける。 もう傷つきすぎて何も考えられない。 ただ…ただ恨み続ける事が生き甲斐だから。
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