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牧「..く..ゆ...き..由紀くん?」
その声に、はっとして慌てて返事をする。
『えっ!あっ!なんすか?』
牧「いや、元気ないみたいだけど大丈夫?」
心配そうにそう問い掛けてくる。
その隣では、相葉先生も心配そうに俺の言葉を待っている。
『あっ!大丈夫です。すいません』
俺はまた迷惑を...
相「そうか。それより牧、奥の部屋貸してくれないか?」
その言葉を聞くと、思い出したように牧に問い掛ける相葉。
牧「あぁ、はい。別に構いませんが。」
相「お前も来てくれ。何かあった時のために。」
牧「えぇ?はぁ..」
相葉にそう言われ、牧は戸惑いながらも返事をした。
相「行くぞ」
『あっ!うん』
2人のやりとりを見ていた俺は急いでついていく。
ガチャ
ドアを開けると、簡易キッチンにテレビ、ソファーにベッド、その奥にはお風呂まである。
『ぅわーー』
感嘆の声をあげていると、牧さんが説明してくれた。
牧「私もここで暮らしているんです。みなさんの部屋も同じような設備になっていますよ。
2人部屋なのでここよりもっと広いですが。」
『すごいっすね』
さすが金持ち学校。
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