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「で、また例の如くあなたですか。」
因幡はため息をついてから玄関で警視庁の応援を迎えた。
「いいじゃん、俺じゃ不満か?」
「いいえ、別に。」
明らかに棒読みに言う因幡だったが、警視庁の応援でやってきた若き警部は全く気にした様子はない。
「そっか、氷露も俺と一緒に捜査出来てうれしいか。」
「あなたの耳は節穴のようですね。」
彼らはそんな子供じみた会話をしながら、捜査本部の立った大会議室へ向かっていた。
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