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午前2時12分。 警視庁江戸川署刑事課強行犯係には、ふたりの刑事がいた。 『…サイバーレッド、お前たちの命運もここで尽きたな…ふはははは!』 「長門、テレビの音うるさい。」 自席で書類作成を行っていた因幡が呟くように言った。 彼は終業間際に地域課の人間に助っ人として呼び出され、先ほど帰ってきたばかりなのだ。 しかし、刑事というものは、事件に出向いたらその案件について書類を提出しなければならない。
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