123人が本棚に入れています
本棚に追加
「す、すいません。」
長門は音量ボタンをいくつか押して、またテレビに集中していった。
暗い室内で、テレビの電光が派手に光る。
15分後、アニメソングが終わりを告げるとき、ちょうど因幡の書類作成も終了した。
長門は興奮が冷めないようで、目が爛々と光っていた。
「…そんなに面白いのか?」
「すっごいですよ!普段はクールなサイバーレッドが、仲間のために戦うんです!」
腕に握りこぶしを作りながら力説してくる後輩を見て、因幡は彼の妙なスイッチを押してしまったのに気づいた。
最初のコメントを投稿しよう!