File.1

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「す、すいません。」 長門は音量ボタンをいくつか押して、またテレビに集中していった。 暗い室内で、テレビの電光が派手に光る。 15分後、アニメソングが終わりを告げるとき、ちょうど因幡の書類作成も終了した。 長門は興奮が冷めないようで、目が爛々と光っていた。 「…そんなに面白いのか?」 「すっごいですよ!普段はクールなサイバーレッドが、仲間のために戦うんです!」 腕に握りこぶしを作りながら力説してくる後輩を見て、因幡は彼の妙なスイッチを押してしまったのに気づいた。
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