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木の根元に古びた剣が刺さっているのが見えた
「 あれか…」
蓮は藁(わら)にも縋る思いで、傷ついた左足を引きずっりながら、どうにかして剣の所までたどり着くことができた
白い動物はもう我慢ができなくなったのだろう、木の根元で倒れている蓮に勢いよく迫ってきた
「 うぁぁぁぁぁ!!?」
蓮は両手で剣を掴み体を思いっきり座った状態で捻って剣を抜いた
パキッ~ン”
「 グァァァァァァ~!!」
白い動物の悲鳴が聞こえて、恐る恐る前を見て見ると、先ほどとは違う錆びた剣ではなく刀身が海のように青い剣が白い動物の腹部に刺さっていた……
白い動物から青い剣を抜き横に倒し安堵のため息がこぼれる
「 ハァーハァーどうにか倒せたけど…もう動けね…」
蓮はどうにか体を起こして、傷ついた左足を見る
「とりあえずTシャツ破いて太ももに巻きつけておくか…」
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