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「あの…失礼なことだと思って聞くんですが…」
「ん？何？」
蓮はクレアの顔を見て首を傾げた
「蓮さんて魔法のこと全然分からないんですか？」
（はい!全然分かりません！てか魔法はなんとなくは分かる、ゲームとかのあれだよね！あれ！）と心の中で叫んでみる！
（この聞き方からするにこの世界の人達の大半は魔法を使えるんだろうな？……ここで全然分かりませんと言うのもあとあと危険になりかねない……）
「それがどうも記憶がなくて分かっているのが名前くらいなんです……目覚めたら大きな木のところに倒れていて…その前の記憶がないんです…」
（なんか!?自分で話しててすげー嘘ぽいー！！こんなんじゃ誰も信じないよなー…）
クレアはいきなり俺の手を取り涙目で大変でしたねー私が力になりますと言っている…
（凄く！いい子です！なんかこんないい子に嘘ついてるのが辛くなってきます…
）
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