あの事故から

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鞄を持って俺はさっさと玄関に向かった。 「おっッ!待ってよ~」 「蓮のお母さんご飯ごちそうさまでした~♪」 豪も慌てて鞄を持って玄関に向かった。 「 は~い、気をつけて行ってらっしゃ~い。」 「 れ~ん、待ってよ~」 「イ・ヤ・だ」 「バス来るぞ!早く走れー!!」 2人はバス停まで走って行った。 「 オ゛ェェも~うムリ…死にそう…」 2人ともバスには間に合ったが豪の方は朝飯の食べ過ぎと全力ダッシュのせいで青ざめた顔でさっきから気持ち悪いだの死にそうだのと言っている。 「ヤバい……」 「おい?大丈夫か?」 「 もう……」 「吐くなよここで!」 「 産まれそう~パッ」(ドッス) 豪はお腹を両手で押さえながらうずくまった。 隣にいたおばちゃんが大丈夫かい?と心配そうに話しかけてきたので。 「あ!大丈夫です、トイレ我慢してるだけですから!」と豪の変わりに代弁した。
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