そして…

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大好きな私の大の親友の彼女が死ぬなんて信じていなかった。死んだのを知った直後には、私のショックは大きく、何もする気にはなれなかった…。 彼女の葬式で彼女の両親を見掛けた。二人も涙に暮れていた。私も、ただでさえ悲しいのにその光景を見て、私の目は涙で溢れた。 葬式終了後、彼女の母親に呼び出された。 彼女の母は 「私の娘とに今まで仲良くしてくれて有難うね。お礼にあの子の残していった物の中から好きな物を選んで持って行って良いよ。」 と言ってくれた。母親は私に箱の様な物を手渡した。私はその中から幾つか想い出の品を貰った。 あの“ヒト”の飾りも一緒に…。私は“ヒト”という卑劣で残酷な飾りに仕返しをしようと考えたのだ…。
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