“ヒト”への復讐

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私はまず“ヒト”の飾りを私の持っているバランスボールの上に乗せ、しばらく待った。そして、その後にグラグラ揺らした。地球の日本という所で言う「地震」を表現したのだった。 “ヒト”の飾りは幾つかあったが、次々と落ちていった。地面にグシャリという音が起こると死んだ彼女の仕返しに快感を覚えた。 次に“ヒト”の飾りの幾つかを火の中に放り込んだ。地球の日本という所で言う「火事」を表現したかった。飾りは焦げたり、溶けたりしていった。 彼女の痛みを“ヒト”にも味わわせたかった。彼女の苦しみを“ヒト”にも味わわせたかった。 私は更に“ヒト”に彼女に対しての仕打ちを加えていった。
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