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次にやったのは、地球の日本という所で言う「洪水」を味わわせたかった。私は、水泳の時に使うビート板を使って表現してみた。
海に“ヒト”の飾りを乗せたビート板を浮かべた。ビート板に乗せた飾りは少しずつ落ちていった。
それでも、落ちない奴は落ちない。だから、私はビート板を私の方に寄せ、ひっくり返したのだった。“ヒト”達は自分の体重に耐えられなかったのか、次々と沈んでいった。
残り僅かになった“ヒト”の飾りは最後は自分の足で潰したかった。そして、私はそれを実行したのだった。“ヒト”の飾りはみしみしと音をたてて、潰れていった。そして、ぐしゃぐしゃに壊れた。無惨な姿になった。
私はそれを見て、彼女の仕返しが出来たと思って喜んだ。私は心の中で彼女に
「貴方の仕返しをしたわよ。」
と心の中で叫んだ。
これで終わりだと思うかもしれないけど、これで終わる筈はなかったのだ…。
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