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まだ出逢ってないあなたへ
まだ何も知らないあなたへ
顔も知らず 名前もわからず
好きな色も 好きな花も
今はまだ何もわかりません
もしこの先
偶然出逢う事があったとしても
始めは何気ない言葉を
交わす事でしょう
それでも その出逢いを運命と
あなたが思うなら
運命と俺が感じたのなら
そんな何気ない言葉達も
二人にとって
大切なものへと変わっていく
その時を願って
そうなる事を祈って
俺はあなたと出逢う日を
夢に見ています
いつになるかわからない
そんな日をただ想い続けて...
まだ出逢ってないあなたへ
まだ何も知らないあなたへ
声も知らず 目の色もわからず
好きな歌も 好きな食べ物も
今はまだ何もわかりません
もし 街ですれ違う事が
あったとしても
何も気付かず
通り過ぎていく事でしょう
それでも出逢いたいと思うなら
あなたに逢いたいと思うなら
その日が来るまで俺は
ただ闇雲にあなたの姿だけ
探し続けます
これ以上 すれ違いの悲しみが
深くならない為に
雨の日も 風の日も
暑い日も 寒い日も...
あなたと一緒にいられる日を
信じて必ず見つけ出します
そして いくつも季節は巡り
やがて 願いは叶えられました
やっと出逢えたあなたへ
ゆっくりと知り始めたあなたへ
もう 出逢う前の二人は
どこにもいません
これからはお互い一人じゃなく
街ですれ違う事も
闇雲に探し回る事も
二度とないでしょう
部屋のカーテンを
好きな色に変え
窓の側に好きな花を飾る
そして好きな歌を部屋中に流し
好きなものを二人で食べる
あなたとこうして
出逢えた奇跡をただ喜んで...
でもこれが
ただの夢で終わらない事を願い
俺はあなたと手を繋ぎ続ける
離れてしまわないように...
やっと出逢えたあなたへ
そして
その喜びを教えてくれた
大切なあなたへ...
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