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「ミーアちゃん……」
「おいこらウィルバー」
びくっ!
叱責を覚悟し、固まるウィルバー。
だがミーアの言葉は。
「お前ほっぺた怪我してるぞ」
「へ?」
きょとんとする間に、ミーアはウィルバーの頬を自分の方へ向けさせる。
「ちょっ……」
「いいからじっとしとけ。それと……」
ミーアはポケットをごそごそして、絆創膏を取り出す。それをそうっと、ウィルバーの頬に貼った。
「悪……かったな」
「ええ!?なんで!?ミーアちゃんの方が傷……」
「まだ早かった。悪い悪い。でも……訓練施設に入る頃。ウィルバーが覚えてればでいい。あたしの盾になってくれ」
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