一人の少年の勇気

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俺の名は、セリム。防衛学園の学年、一年。嫌いなもの、丸虫。肉を見ただけでも吐き気がする。好きなもの……てか人!メリルさん! 俺、この人に巡り会うために防衛学園に入ったんじゃないだろうか。一目見た瞬間そう思ったね。まったく、俺というバカはその時、学年を上げようとしてたんだ。思いとどまって良かった。本当に良かった。 絶対俺がいつか、まだ一年生のメリルさんを二年生にして差し上げる。 でもな……でもな……どうやって声かけたらいいか分からないんだよ!
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