TERROR

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「あーあっちぃー…ウィルバー、なんとか涼しくしろ」 「バカ言うな、できるわけないだろ」 季節は夏。ただでさえ暑い中、二人は訓練施設のレベル4から帰るところだ。服をハタハタさせながら、ミーアは空を仰ぐ。 「大体お前は!冷属性の魔法くらい使えろ!」 「な……それを言うならミーアだって!」 「そーうかウィルバー、君はそんなことを言うんだな?なら任せろ!あたしの魔法で……!食らえっ!ファイアボルト!アーマメルト!ヒートボディィィィイ!」 「ちょ待っ……熱っ!暑っ!暑ぅぅぅぅ!これ俺に八つ当たりしてるだけだろ!」
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