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――プロローグ――
その日はバイト帰りだった。
季節は冬を迎えていて、雪がパラパラと舞っていた。
時刻は…、確か22時30分頃だったと思う。
急な坂を登りながら、俺は、だるそうに自転車をおした。
外灯があまり無い暗闇の道路を歩いていると、右側に公園が見えてくる。
俺は顔を伏せたまま、自転車をおして、公園の横を通り過ぎようとして……
「きゃあああああああああああ!!」
「……!?」
突然、女性の悲鳴が聞こえた。
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