第1章

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ある日、目が覚めると昨日と同じように木の枝にぶら下がり風にゆれていた。毎日見る風景、人間達の話す声、全てが不思議に思えた。何故そんなに楽しそうなの?いつも笑いながら歩いている人たちを眺めながらそう思っていた。 人間の世界に憧れ、1度でいいからと強く願いながら、毎日いつもと変わらないこの木の枝にぶら下がっている。そう、自分は春になると色を付け、秋になると落ちていく葉っぱ。なんせ生まれてからずっと枝に繋がれてるからつまらなくてつまらなくて…………… でも、今ひそかに計画中なのがひとりで人間の世界を冒険すること😁でも最近暑いから風なんか吹きやしない。次に強い風が吹いたら絶対に飛び出してやる‼
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